無痛分娩で死亡事故はある?

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「無痛分娩に興味はあるけれど、事故のニュースを見ると不安になる」
「無痛分娩は本当に安全なの?病院はどう選べばいい?」

このような不安から、「無痛分娩の事故」について調べている方も多いのではないでしょうか。

無痛分娩は、出産時の痛みを和らげ、心身の負担を軽減する方法として広く知られるようになりました。一方で、麻酔を使う医療行為である以上、自然分娩と同じように“何もリスクがない”とは言えません。だからこそ、「怖いからやめる」か「大丈夫そうだから選ぶ」かの二択ではなく、どのような体制で行われているかを知ったうえで判断することが大切です。

大事なのは、無痛分娩そのものを漠然と怖がることではなく、どのような場面でリスクが高まりやすいのか、どんな安全対策が取られている施設なら安心につながりやすいのかを理解することです。

この記事では、無痛分娩で事故や死亡事例が起こりうる背景、考えられるリスク、安全な出産のために確認したいポイントを整理しながら、病院選びで役立つ視点を分かりやすく解説します。

無痛分娩で死亡事故はある?

結論|事故や重篤な合併症の報告はあるが、頻度だけでなく背景の理解が大切

最初に結論からお伝えすると、無痛分娩では事故や重篤な合併症、死亡事例の報告がまったくないわけではありません。医療行為である以上、一定のリスクは存在します。

ただし、この事実だけを切り取って「無痛分娩は危険な出産方法だ」と考えてしまうのは少し早計です。なぜなら、出産には無痛分娩に限らず予測の難しい急変が起こる可能性があり、自然分娩でも帝王切開でも、それぞれ別のリスクがあるからです。

そのため、無痛分娩の安全性を考えるときは、「事故があるかどうか」だけではなく、どのような条件で事故が起こりやすいのか、どのような体制ならリスクを下げやすいのかまで含めて理解することが大切です。

無痛分娩は“危険な分娩方法”というより“管理体制が重要な医療行為”

無痛分娩で一般的に使われるのは、硬膜外麻酔です。この麻酔は、出産時の痛みを和らげる大きな助けになる一方で、投与の方法や量、タイミング、母体の状態変化への対応などに専門的な知識と経験が求められます。

さらに、出産は麻酔だけを見ていればよいものではありません。分娩の進み方、母体の血圧や呼吸、赤ちゃんの心拍、急な出血や緊急帝王切開の必要性など、短時間で状況が変わることがあります。つまり、無痛分娩では「分娩管理」と「麻酔管理」の両方が重要になります。

そのため、無痛分娩の安全性は、単に“無痛分娩かどうか”で決まるのではなく、誰が麻酔を担当するのか、夜間や休日も対応できるのか、緊急時にどう動けるのかといった医療体制によって大きく左右されます。

事故が不安な人ほど「数字」だけでなく「安全対策」に注目したい

事故の話題を目にすると、「何件起きているのか」「ニュースになった施設はどこか」といった数字や出来事そのものに目が向きやすくなります。もちろん、過去の事例から学ぶことは大切です。

ただ、実際に病院を選ぶ場面でより重要なのは、今その施設でどんな安全対策が取られているかです。たとえば、麻酔科医の体制、24時間対応の可否、緊急時の帝王切開体制、新生児対応、搬送連携など、確認できるポイントはいくつもあります。

事故をゼロと考えて病院を探すのは難しいからこそ、「事故が起こりにくいように備えられているか」「万が一に対応できるか」という視点で見ていくことが、納得できる選択につながります。

無痛分娩の事故はなぜ起こる?考えられる背景

麻酔管理に高度な知識と経験が必要だから

無痛分娩で用いられる硬膜外麻酔は、適切に行われれば分娩時の痛みを和らげる有効な方法ですが、その管理には高い専門性が求められます。

麻酔の位置や投与量が適切か、効き方に偏りがないか、血圧が下がっていないか、呼吸に影響が出ていないかなど、確認すべきことは少なくありません。しかも、分娩中は時間とともに状況が変わるため、一度麻酔を入れたら終わりではなく、継続的な観察と調整が必要です。

つまり、無痛分娩の事故を考えるときには、「麻酔を使うこと自体」よりも、「その麻酔を誰が、どの体制で、どれだけ適切に管理できるか」が重要なポイントになります。

母体の急変や分娩進行の変化が起こりうるから

出産は、最初の予定どおりに進むとは限りません。陣痛が急に強くなったり、逆に思うように進まなかったり、赤ちゃんの心拍に変化が出たり、出血が増えたりと、急な方針変更が必要になることがあります。

無痛分娩では、こうした出産そのものの変化に加えて、麻酔管理も同時に行う必要があります。そのため、単に分娩だけを見るよりも、管理すべき要素が増える分、チームでの連携や迅速な判断がより大切になります。

事故や重篤なトラブルの背景には、こうした急変に対して、どれだけ早く気づき、どれだけ早く対応できるかという点が関わっていることがあります。

夜間・休日も含めた体制差が影響することがある

無痛分娩の安全性を考えるうえで見落としにくいのが、夜間や休日の体制です。出産は日中だけに起こるものではなく、深夜や早朝、休日に始まることも珍しくありません。

その際、日中と同じように麻酔担当者や産科スタッフがすぐ対応できるのか、オンコール体制なのか、原則として計画分娩で夜間対応は限定的なのかによって、安心感は変わります。

24時間対応を掲げている施設は、自然に陣痛が来た場合にも無痛分娩を選びやすい一方で、計画分娩中心の施設は、あえて人員が整いやすい時間帯に限定することで安全管理を重視している場合もあります。どちらが絶対によいというより、病院ごとの方針と体制を理解することが大切です。

小規模施設・大規模施設で安全対策の考え方が異なる

無痛分娩の安全性は、「総合病院だから安心」「クリニックだから不安」と単純には言えません。大切なのは、それぞれの施設規模に応じて、どのような安全対策が取られているかです。

たとえば、大規模病院や総合病院では、産科・麻酔科・小児科・救急部門などが院内で連携しやすく、緊急帝王切開や新生児対応まで院内で完結しやすい強みがあります。一方で、クリニックや個人院では、院内の人数は限られていても、搬送先との連携体制や、対応範囲を明確にした運用によって安全性を確保している場合があります。

つまり、施設の規模そのものよりも、「その施設がどこまで院内で対応できるのか」「難しい場合はどこと連携しているのか」を確認することが重要です。

無痛分娩で起こりうるリスク・合併症

麻酔に関連するリスク

無痛分娩では、麻酔を使うことに伴うリスクがあります。代表的なものとしては、血圧低下、麻酔の効きすぎ・効きにくさ、頭痛、しびれ、ふらつきなどが挙げられます。

たとえば、麻酔によって血圧が下がると、母体の気分不良だけでなく、赤ちゃんへの影響も注意して見る必要があります。また、「無痛」とはいっても、効き方には個人差があり、十分に痛みが取れない場合や、左右差が出る場合もあります。

こうした症状の多くは、きちんと観察しながら対応することでコントロールしやすいものですが、そのためにも、継続的なモニタリングや適切な調整ができる体制が欠かせません。

分娩進行や出産方法に関わるリスク

無痛分娩では、分娩の進み方によっては、吸引分娩や鉗子分娩が必要になる場合や、緊急帝王切開に移行する場合があります。

もちろん、これらは無痛分娩だから必ず増えるという単純な話ではありませんが、分娩中の状況に応じて、当初の希望どおりの経過にならないことはあります。そのため、「無痛分娩を選んだから絶対にこうなる」と決めつけるのではなく、変化が起きたときにどのように対応してくれるのかを知っておくことが大切です。

無痛分娩の安全性を考える際は、麻酔そのものだけでなく、分娩全体の管理と、その途中での方針変更への備えも含めて見ておきたいところです。

赤ちゃん側で注意したいこと

無痛分娩に限らず、出産では赤ちゃんに医療的対応が必要になる場面があります。たとえば、出生直後の呼吸管理や状態観察、必要に応じた新生児治療などです。

そのため、NICUの有無や小児科との連携体制は、無痛分娩の安全性を考えるうえでも安心材料の一つになります。必ずしもすべての施設にNICUが必要というわけではありませんが、少なくとも「何かあったときに、どのように対応するのか」が見えている施設は選びやすいでしょう。

“リスクがある”ことと“危険すぎる”ことは別

ここまで見ると、不安が強くなる方もいるかもしれません。ただ、無痛分娩にリスクがあることと、無痛分娩が特別に危険な方法だということは同じではありません。

どの医療行為にも一定のリスクはあります。重要なのは、そのリスクを前提に、どれだけ丁寧な説明と備えがあるか、そして万が一のときに対応できる体制が整っているかです。

安全な無痛分娩のために確認したいポイント

無痛分娩の事故が不安なとき、大切なのは「無痛分娩は危険か安全か」を一言で決めようとすることではありません。実際には、どのような医療体制のもとで行われるのかによって、安心感は大きく変わります。

ここでは、病院選びの際に確認しておきたいポイントを整理します。

麻酔科医・産科医の体制

まず確認したいのが、誰が麻酔を担当するのか、そして産科医とどのように連携しているのかです。

無痛分娩では、硬膜外麻酔を安全に管理するために、専門的な知識と経験が求められます。そのため、麻酔科医が関わっているか、常勤なのか非常勤なのか、夜間や休日はどのような体制なのかは重要なポイントです。

また、無痛分娩は麻酔だけで完結するものではありません。分娩進行の判断を行う産科医、母体や赤ちゃんの状態を見守る助産師・看護師との連携も欠かせません。つまり、「麻酔をする人がいるか」だけではなく、出産全体をどう見てくれる体制なのかまで確認することが大切です。

無痛分娩の対応時間帯

無痛分娩を希望するときは、対応できる時間帯も必ず確認したいポイントです。

たとえば、24時間対応の施設であれば、夜間や休日に自然に陣痛が始まった場合でも、無痛分娩を希望しやすいというメリットがあります。一方で、原則として計画分娩にしている施設は、医療スタッフが整いやすい時間帯で安全に行うことを重視しているケースがあります。

どちらがよいかは、希望する分娩スタイルや安心感の持ち方によって変わります。重要なのは、「自分は自然陣発にも対応してほしいのか」「あらかじめ計画的に進めたいのか」を整理したうえで、その施設の方針と合っているかを見ることです。

母体・胎児のモニタリング体制

無痛分娩では、麻酔が適切に効いているかだけでなく、母体と赤ちゃんの状態を継続的に見守ることが大切です。

母体の血圧や呼吸、分娩の進み方、赤ちゃんの心拍などをどうモニタリングしているのか、異常の兆候があったときにどのように対応するのかは、安全性に直結します。

見学や説明会では細かい機器の名称まで理解しなくても、「分娩中はどのように状態を見ていますか」「異常があった場合はどんな流れで対応しますか」と聞いてみるだけでも、その施設がどれだけ丁寧に管理しているかが見えやすくなります。

緊急帝王切開・搬送体制

出産では、無痛分娩を希望していても、途中で緊急帝王切開が必要になることがあります。そのため、「もし何かあったらどうするのか」を事前に確認しておくことはとても重要です。

総合病院などでは院内で緊急帝王切開まで対応できる場合がありますが、クリニックでは高次医療機関への搬送体制を整えていることもあります。どちらがよいというより、対応範囲が明確で、必要時に迅速に動ける仕組みがあるかが大切です。

「院内でどこまで対応できますか」「搬送が必要な場合はどこと連携していますか」といった質問は、不安が強い方ほど確認しておきたいポイントです。

新生児対応

無痛分娩そのものに限らず、出産では赤ちゃんに医療的なケアが必要になることがあります。そうしたときに、NICUの有無や小児科との連携、新生児への初期対応体制がどうなっているかは安心材料になります。

もちろん、すべての人にNICUが必須というわけではありません。ただ、何かあった場合に赤ちゃんをどのように診てもらえるのか、どこと連携するのかが明確だと、病院選びの納得感は高まりやすくなります。

京都で無痛分娩の安全性を考えるときの見方

京都で無痛分娩を検討する際も、考え方の基本は同じです。症例数や知名度だけで決めるのではなく、医療体制全体を見ていくことが大切です。

症例数は参考になるが、それだけで決めない

症例数は、その病院がどれくらい日常的に無痛分娩を扱っているかを知るための指標になります。経験値の目安としてはたしかに参考になりますし、実績の多い施設に安心感を持つ方も多いでしょう。

ただし、症例数だけでは、その病院がどのような方針で無痛分娩を行っているかまではわかりません。たとえば、24時間対応だから件数が増えやすい施設もあれば、安全管理のために計画分娩を中心として症例数を絞っている施設もあります。

そのため、「件数が多いから安心」「少ないから不安」と単純に考えるのではなく、その数字の背景にある運用方針まで見ることが大切です。

24時間対応か、計画分娩中心かを確認する

京都で無痛分娩を検討するときも、この違いは非常に重要です。

自然に陣痛が始まってから無痛分娩を希望したい方にとっては、24時間対応かどうかが大きな判断材料になります。一方で、スタッフが整った時間帯で計画的に出産したい方にとっては、計画分娩中心の施設の方が安心感につながる場合もあります。

つまり、安全性の見方は一つではなく、自分がどのような無痛分娩を希望しているかによって、重視すべき点も少しずつ変わってきます。

総合病院かクリニックかで見るポイントが変わる

京都市内で病院を比較するときは、総合病院かクリニックかによって、チェックしたいポイントも変わります。

総合病院では、院内での多職種連携や緊急時の対応力、ハイリスク妊娠への備えなどに安心感があります。一方、クリニックでは、通いやすさや個別対応のしやすさ、説明の丁寧さ、落ち着いた環境などを魅力に感じる方もいます。

そのため、「どちらが上か」というよりも、「どちらの安全対策が自分にとって納得しやすいか」という視点で見ていく方が、実際の病院選びには向いています。

「自分が何を優先したいか」で安全性の見方も変わる

無痛分娩に求めることは人によって違います。

たとえば、夜間の自然陣発にも対応してほしい方は24時間体制を重視するでしょうし、緊急時の院内完結型の体制に安心感を持つ方は総合病院を選びやすいかもしれません。麻酔科医の関わり方を重視する方もいれば、NICUや小児科連携を特に重視する方もいます。

「安全かどうか」を一律に判断するのではなく、自分が不安に感じているポイントをはっきりさせ、それに対して備えがある施設かどうかを見ることが大切です。

無痛分娩の事故が不安な人が病院に確認したい質問

病院選びで迷ったときは、説明会や受診時に具体的な質問をしてみるのがおすすめです。聞きにくく感じるかもしれませんが、不安を抱えたまま進めるより、納得して選ぶ方が安心につながります。

麻酔体制に関する質問

まずは、麻酔管理をどのように行っているかを確認するとよいでしょう。

たとえば、

といった質問は、体制の違いを知る助けになります。

緊急時対応に関する質問

事故が不安な方ほど、万が一のときの流れを確認しておくと安心です。

たとえば、

などは、聞いておく価値のある質問です。

無痛分娩の運用に関する質問

病院ごとの方針を知るためには、無痛分娩そのものの運用ルールも大切です。

こうした質問をすることで、「自分の希望する形で無痛分娩を選びやすい施設かどうか」が見えやすくなります。

説明・同意に関する質問

無痛分娩では、リスク説明や同意のプロセスも重要です。ここが丁寧な施設は、安心感を持ちやすいことがあります。

こうした質問を通して、「この施設は納得できる説明をしてくれそうか」という点も確認できます。

無痛分娩の事故が不安な人に伝えたい考え方

不安を感じるのは自然なこと

事故や死亡事例という言葉を目にすると、不安になるのはとても自然なことです。出産に対して慎重になること自体は、決して悪いことではありません。

むしろ、「安全性が気になる」「きちんと確認したい」と思って調べていることは、自分と赤ちゃんにとって納得できる選択をしようとしている前向きな行動だと言えます。

事故をゼロと考えるより、備えがある施設を選ぶ

どのような医療行為にも、完全なゼロリスクを求めるのは難しいものです。無痛分娩も同じで、「事故が絶対に起きない施設」を探すというより、「事故が起こりにくいように備えられている施設」「万が一に対応できる施設」を選ぶことが現実的です。

だからこそ、体制、説明、緊急対応、連携先などを確認し、自分が納得できる環境かどうかを見ることが大切です。

「怖いからやめる」だけでなく「納得して選ぶ」が大切

自然分娩にも帝王切開にも、それぞれ別のリスクがあります。そのため、「無痛分娩は怖いからやめる」という単純な判断だけでは、必ずしも自分に合う出産方法を選べるとは限りません。

大切なのは、無痛分娩のメリットとリスクの両方を知ったうえで、自分にとって何を優先したいのかを整理し、納得して選ぶことです。その結果として無痛分娩を選ばないという判断もあれば、体制の整った施設で前向きに選ぶという判断もあるでしょう。

無痛分娩の事故が不安なら「体制」と「説明」を確認

無痛分娩で事故や死亡事例がゼロとは言えませんが、大切なのは無痛分娩そのものを一括りに怖がることではなく、どのような体制で行われるかを見ることです。

麻酔科医の関わり方、24時間対応か計画分娩中心か、緊急帝王切開や搬送体制、新生児対応、説明の丁寧さなどを確認することで、不安を整理しながら選びやすくなります。

「事故が心配だからやめる」ではなく、「納得できる備えがある施設か」を基準に考えることが、安心につながる第一歩です。

よくある質問(Q&A)

Q1. 無痛分娩で死亡事故は本当にありますか?

A. まったくないわけではなく、事故や重篤な合併症、死亡事例の報告はあります。ただし、無痛分娩そのものが一律に危険というより、麻酔管理・分娩管理・緊急時対応の体制が重要です。

Q2. 無痛分娩は自然分娩より危険ですか?

A. 無痛分娩には麻酔を使う分の管理が必要ですが、自然分娩にも別のリスクがあります。一概にどちらが危険とは言えず、重要なのはそれぞれの分娩方法の特徴と、病院の体制を理解して選ぶことです。

Q3. 事故が心配なら総合病院を選ぶべきですか?

A. 総合病院は院内連携や緊急時対応に強みがありますが、クリニックでも搬送連携や対応範囲を明確にして安全性を確保している場合があります。大切なのは、施設の規模より、どこまで対応できるかが明確かどうかです。

Q4. 麻酔科医がいる病院の方が安心ですか?

A. 無痛分娩では硬膜外麻酔の管理に専門性が求められるため、麻酔科医の関わり方は安心材料の一つです。常勤か非常勤か、夜間・休日はどう対応するかまで確認すると、より判断しやすくなります。

Q5. 夜間に陣痛が来た場合も無痛分娩はできますか?

A. 病院によって異なります。24時間対応の施設もあれば、計画分娩を基本とし、夜間や休日の対応が限定される施設もあります。自然陣発にも対応してほしい場合は、事前に確認しておくことが大切です。

まとめ|無痛分娩の事故が心配なら「体制」と「説明」を確認しよう

無痛分娩で事故や死亡事例がまったくないとは言えません。医療行為である以上、一定のリスクはあります。

ただし、大切なのは「無痛分娩は危険かどうか」と一括りに考えることではなく、どのような体制で行われているのかを見ていくことです。麻酔科医の体制、24時間対応の可否、緊急帝王切開への備え、NICUや小児科連携、搬送体制、説明の丁寧さといった点は、安心につながる大事な確認ポイントです。

京都で病院を選ぶ際も、症例数だけで決めるのではなく、医療体制全体を見ながら、自分が不安に感じるポイントにきちんと備えがあるかを確認していくことが大切です。

「事故が心配だからやめる」ではなく、「納得できる体制のもとで選べるか」を基準に考えることで、無痛分娩についてより落ち着いて判断しやすくなるでしょう。

【実績でみる】
京都市で無痛分娩に
対応しているクリニックを調査

公式サイト、あるいはJALA(無痛分娩関係学会団体連絡協議会)のサイトにて、無痛分娩の年間実績が確認できた、京都市にあるクリニックを選定(2025年4月調査時点)。
分娩可能時間や麻酔科医の在籍数といった医療体制や、NICUの有無、費用も調査しています。

▼左右にスクロールできます▼
無痛分娩の
年間実績
麻酔科医の
在籍数(※1)
NICUの
有無(※2)
無痛分娩
可能時間帯
無痛分娩の
費用※税込

足立病院

546
(2023年)
常勤6
非常勤3
924時間550,000円~
652,000

身原病院

415
(2023年)
記載なし記載なし24時間557,000円~

中部産婦人科医院

347
(2023年)
常勤1
非常勤4
記載なし24時間600,000円~

醍醐渡辺クリニック

151
(2021年)
記載なし記載なし記載なし590,000円~

島岡医院

34
(2023年)
記載なし記載なし24時間記載なし

京都桂病院

16
(2023年)
常勤1記載なし原則計画分娩
(平日日中)
570,000
前後

(※1)出典:無痛分娩関係学会・団体連絡協議(https://www.jalasite.org/hp/10469.html
(※2)出典:産後なび(https://www.mhlw.go.jp/stf/birth-navi/search.html?:embed=yes&:linktarget=_blank&01=26&18=01

無痛分娩の実績について
足立病院(https://www.adachi-hospital.com/numbers/
身原病院(https://mihara.com/about/outline/)※2023年分娩実績から、無痛分娩割合(平均)に基づき算出
医療法人社団中部産婦人科医院(https://www.nakabe.or.jp/painless.php
醍醐渡辺クリニック(PDF)(https://hospital.d-w-c.jp/painless_delivery/img/pdf_mutsubunben.pdf
島岡医院(https://www.shimaoka-ob-gy.minami.kyoto.jp/data/
京都桂病院(https://www.katsura.com/sanfujinka/labor_analgesia_info.html
2025年3月15日調査時点

※金額はあくまで目安です。無痛分娩を行なった場合、掲載している費用よりも高くなる可能性もございます。費用の詳細はクリニックに直接お問い合わせください。

無痛分娩に
麻酔科医の在籍数と
NICUの有無がなぜ重要?
麻酔科医の在籍数について

無痛分娩は、一般的に硬膜外麻酔を使用して行われます。この処置は高度な技術と経験が必要で、医師であれば誰でも対応できるわけではありません
そのため、麻酔科医が在籍しているかどうか、何人いるかは、安全かつ計画通りの無痛分娩が可能かを判断するうえでとても重要です。
また、分娩は自然の流れで起こるため、深夜や休日に急に始まることも少なくありません。複数の麻酔科医が常勤で在籍し、交代でオンコール体制を整えている病院であれば、時間に関わらず無痛分娩の希望が叶いやすくなります。

NICUの有無について

NICU(Neonatal Intensive Care Unit)は、在胎週数や出生体重に関わらず、特別な医療的ケアが必要な新生児を集中的に治療できる医療設備です。
無痛分娩は、母体の心身への負担を軽減する分娩方法として広く利用されています。ただし分娩の種類にかかわらず、新生児には予測が難しい医療的ケアが必要になるケースもあるため、NICUの有無など、施設の対応力を確認しておくことも安心につながります。
NICUのある病院では、生まれてきた赤ちゃんの様子に応じて適切な対応が取れる体制が整っています。

実績で
みる
京都市の
無痛分娩クリニック
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